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45名の仲間を迎えて
健祥会グループ平成28年度採用内定式

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「共創と競争」を掲げ「発展から、充実へ」と新たな歩みを始めた健祥会グループにおいて、来る平成28年度採用者の内定式が執り行われました。総合職、介護職、事務職、経理、管理栄養士.保育士など、グループの未来をともに担う新しい仲間45名を迎え、健祥会グループ理事長中村太一から内定書が授与され、歓迎の挨拶がありました。

健祥会グループ理事長中村太一挨拶

人生を大きく方向づける就職という節目に、皆さんが健祥会グループの扉を叩いてくださったことに感謝し、全役職員を代表して歓迎の意を表します。
さきほどいっしょに歌ってもらった健祥会の歌「舞踏会」は、20年前、健祥会グループ15周年を記念して作られた歌です。あれから20年、健祥会創設から35年、多くの人の頑張りや支えがあって今があります。歴史を振り返りつつ、「人よ友よありがとう」と歌いました。

これからともに頑張ってくれる皆さんと出会い、今、内定証書をお渡ししながら、過去の重さと未来への責任が私の心の中で交差しています。
健祥会グループは、保育園にはじまり、高齢者福祉、障がい者福祉、専門学校へと事業領域を広げ、また、徳島・川島の地から、香川・高知・大阪・京都へ、そして昨年には東京へ念願の首都進出を果たし、全国最大規模の法人に成長しました。来年4月には関連医療法人がグループ内法人となり、4社会福祉法人、1医療法人の5法人でグループが形成されることになります。

グループが大きく成長できたのは、先見の明をもって先駆的事業に取り組んできたからです。今でこそいたるところにあるデイサービスですが、健祥会グループは、誰も名前すら知らない35年前、西日本で1番に、全国では3番目に手掛けました。
介護人財不足の中、活躍が期待されるEPA人財についても、どこよりも早く受け入れに取り組み、現在全国一多くの人財が在籍しています。
こうした先駆け戦略があって今があることを理解し、この組織を引っ張る一人になるんだという意欲を持って臨んでください。

今、介護も医療も保育も、取り巻く環境は非常に流動的です。しかし、安倍総理が打ち出した「新三本の矢」の二本は福祉施策であり、出生率1.8の目標のために保育人材確保と保育所整備を図る、介護離職ゼロめざして介護施設を増やすというものです。一昔前には考えられなかったことですが、介護や保育が国民的課題となり、ヒノキ舞台へとあがってきたのです。日本を支える産業が建設業や製造業から、介護・医療・保育などの福祉サービス業へとシフトしてきているのです。有難く嬉しいことであり、また、責任を痛感しながら、我々としても精一杯頑張っていかねばなりません。

こうした大きな時代の流れをしっかり捉えつつ、まず皆さんにとって大切なことは、目の前の利用者さんたちに誠実に向き合うことです。専門性や技術のアップはもちろん大切ですが、心なくして福祉の仕事はできません。「福祉は人 人は心」が原点であり、これから半年、福祉人といて心からのやさしさを育み、自分を磨いてください。福祉現場にあってはならない虐待が度々問題になっていますが、我々も今一度原点に還り、自らを戒めながら、皆さんともに頑張っていきたいと思います。

学生生活も残り半年です。年を経て学生生活を振り返るとき、もっとあれこれしておけばよかったという後悔の念を誰もが少なからず抱いています。私自身の後悔の一つが、新聞を読むことを毎日の習慣にできていなかったことです。どうか新聞を読んでください。情報を得るのはテレビやネットで十分と思うかもしれませんが、新聞ではテレビが伝えない小さな話題も記事になっています。ネットでは自分の興味の範囲でしか情報を見に行きませんが、新聞では幅広い情報、意図せぬ話題もあちらから飛び込んできます。また、ネットでは玉石混淆の情報が一律に並びますが、新聞では、記事の大きさ、文字の強弱がその重要度を知らせてくれます。一紙でいいので新聞を読むことを毎日の習慣とし、ネットやテレビでは得られないような様々な知識や情報を得て、視野を広げてください。同時に、人生で一番時間のあるときですから、よく学びよく遊び、そしてこれからの人生を考えつつ充実した時間を過ごしていただきたいと思います。
来春、ひとまわり大きく成長し、希望に溢れた皆さんと会えることを楽しみに待っています。おめでとう。そしてありがとう。

理事長の言葉を受け、内定者の代表が「『福祉は人 人は心』の会是と『明日を想う』というコーポレートメッセージへの理解を深め、入職後は、利用者の皆様方のために、さらに、職場の皆様方や地域社会に応えるために、誠実に職務に向き合ってまいります」と決意表明をしました。

若手管理職者を交えての懇親会
認知症サポーター養成講座も受講

その後、健祥会グループの若手管理職者(施設長)を交えての懇親会では、食事をとりながら自己紹介をしたり、仕事内容についての質問をしたりしながら、内定者同士も親交を深め、なごやかにミニゲームを楽しみました。
親睦会終了後は、地域活動の一環として県内各地で実施している「認知症サポーター」養成講座を受講。社会福祉法人の職員として持っておいてほしい知識として、認知症について学び、内定式の日程を終えました。

介護・医療・保育は今、新しい時代に向き合っています。健祥会グループでは、職員のキャリアアップの道筋を整え、どこにも負けない職環境を用意して人財を迎え、ともに切磋琢磨しながら新しい時代を拓いてまいります。

[記事公開日]2015/10/24(土)

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