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被災地で自分自身を見つめ直す
岩手県大船渡市へ職員6名がボランティアに

被災地の様子

 

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岩手県陸前高田市・特別養護老人ホーム高寿園への派遣に続き、平成23年5月3日(火)~5月6日(金)の間、岩手県大船渡市へ職員6名がボランティアとして赴きました。

6名は、矢野宏行(健祥会ハート)、和泉浩二(健祥会ウェル)、海原洋之(水明荘)、小川光敏(健祥会アンダルシア)、井出主樹(健祥会エジンバラ)、網干聖夜(緑風荘)。社会福祉協議会が運営する大船渡市災害ボランティアセンターに登録の上、立根小学校や大船渡小学校で、泥やがれきの除去作業、支援物資の仕分けや整理などの作業に携わりました。

矢野宏行は報告書の中で、「被災地の方々は、大きな悲しみを抱いて日々生活しています。残された遺族や失われてしまった多くの尊い命を考えると、今の自分はこれでいいのか、仕事、家族、友人、すべてに対して100%を心がけているかと考えさせられました。私たちは戦争の犠牲者や今回の東日本大震災の被害者のことを決して忘れてはいけません。多くの犠牲者がいたから、今の日本があり徳島があり、自分は今、生かされているということを思い続けなければいけない、そして、日々の生活に感謝しながら、すべての人へ『ありがとう』の気持ちを持って、精一杯生きなければいけないと思いました」と語っています。


被災地で、愛国心、帰属心、団結力、礼儀と感謝、秩序、我慢など日本人として決して忘れてはいけないものを再認識したという6人、今回の経験は自分を見つめ直す貴重な機会になったようです。また、連休中に急増したボランティアが連休後は激減するとのことで、継続的な活動ができる体制づくりを県や国のレベルで呼びかけが望まれます。

[記事公開日]2011/05/03(火)

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