今年も、健祥会たんぽぽ・マリア・テレジア合同で開催された「あじさい祭り」に参加させていただきました。
今年は、入居者様によるカラオケ大会が開催されることとなり、いこいからも参加者をお願いしたいとのお話をいただきました。
施設内で参加者を検討していましたが、体調面などの理由もあり、最終的に白羽の矢が立ったのは、小泉様。
普段から、「さあ、歌うよ。皆さんよろしいか!」と周囲を引っ張りながら歌を披露してくださる、いこい自慢の名歌手です。

今回挑戦する曲は『戦友』。実はこの曲、14番まで歌詞がある長い歌です。
いこいでは、この歌を歌い終える頃には目に涙を浮かべられる方もいらっしゃいます。
それだけ多くの思い出や記憶が詰まった歌なのかもしれません。
歌詞だけでなく、その時代背景や情景も感じながら歌えるのは、その時代を生きてこられた小泉様だからこそなのかもしれません。
そんな小泉様ですが、当日の午前中までは歌の練習をされ、とても乗り気な様子でした。
職員も「これなら大丈夫だろう」と安心していたのですが、直前になって
「私、行かん。もうしんどい。」と突然の辞退宣言。
それを聞いた職員は大慌て!!
皆さんが楽しみにしていることをお伝えしながら、何とか会場へ向かうことができました。
会場では、ぼたもちやケーキをご馳走になり、表情も和らいできたので一安心。

と思ったのも束の間。今度は出番を前に、
「歌や歌わん。あんなところで皆の前では歌えん。」と再び辞退宣言。
付き添っていた職員は、またもや大慌て!!
小泉様のための舞台を用意していること、小泉様の歌声を皆さん楽しみに待っていることを伝えると
「あなたのお口の上手いこと」と笑いながらも、少しその気になってくださった様子でした。
そして名前が呼ばれ、いよいよステージへ。
マイクを受け取ると、それまでの様子が嘘だったかのように堂々とした口上が始まります。
言葉遣いも立ち居振る舞いも自然で、思わず「さすが」と感心してしまいました。

そして始まった『戦友』。会場いっぱいに響く、98歳とは思えない力強い歌声。

皆さんの手拍子も加わり、会場がひとつになっていくのが伝わってきました。
歌い終えた後の挨拶までしっかりとこなし、大きな拍手に包まれていました。
「行かん」と言われ、「歌わん」と言われ、職員を何度も慌てさせてくださいましたが、
それでも、こうして大勢の前で堂々と歌い上げる姿を見ると、本当に凄いことだと感じます。
これからも、小泉様らしい元気な歌声が響く毎日を大切にしながら、笑顔あふれる暮らしのお手伝いを続けていきたいと思います。
それでは今回の投稿はこれで終わりにしようと思います。
次回の投稿をお楽しみに。

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