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福祉への思いを名前に込めて
歩んできた20年に感謝!
特別養護老人ホーム 緑風会ルネッサンス

介護保険制度導入前夜、1998年7月1日に開所した阿南市福井町の特別養護老人ホーム 緑風会ルネッサンスが20周年を迎えました。

激動の時代を乗り越え、無事20周年を迎えられたことに感謝し、7月2日には、利用者様やご家族とともにお祝いの式典を開催しました。岩浅嘉仁阿南市長をはじめ、いつもご協力いただいている地域の皆様、工事関係者様、歴代の施設長にもご列席いただきました。

緑風会理事長中村太一挨拶

岩浅市長をはじめご来賓の皆様にもお越しいただき、20年という節目の式典が開催できますことをとても嬉しく思います。ありがとうございます。
20年前、健祥会グループ創始者中村博彦の「福祉ルネッサンスを興そう」との志のもと、緑風会ルネッサンスは開所いたしました。当時はまだ措置の時代であり、高齢者施設は山間の地や人里離れた地にありましたが、創始者は、地域の皆さんにその存在をしっかり知っていただけるよう、人目につく場所に開設したいと考えました。たくさんの関係者の方々のお力添えを得て、何より、地権者さんのご理解を得て生まれた施設です。
健祥会グループは当時、介護保険制度の先進国であるドイツのマンハイム市と提携を結んでおり、開所式にはマンハイム市社会福祉局長や同市の福祉事業団の理事長にも列席いただいたことなどなつかしく思い出しております。

落成式で挨拶に立つ健祥会グループ創始者 中村博彦(1998.6.27)

私は理事長として、「サービスの質の追求」「職環境の充実」「地域社会への貢献」を行動指針として掲げました。以来5年、利用者様、地域の皆様に応えられているか自問自答の日々です。ルネッサンスにおいては、地域の防災拠点として、徳島県をあげての大規模な防災訓練にも参加し、地域とともに歩んでいます。また、阿南市は野球の町であるばかりか、介護福祉においても先駆的な取り組みをすすめてくださっています。私たち事業者もさらに行政のご指導を仰ぎ連携を深めながら、地域の皆様方の声もしっかり届け、安心のまちづくりに努めてまいりたいと思います。


20周年に感謝申しあげ、今後も変わらぬご協力ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

ご来賓を代表して、岩浅阿南市長より以下のようなご祝辞をいただきました。

 

岩浅嘉仁様ご祝辞

緑風会ルネッサンスが開所したのは、明石海峡大橋が完成し、四国が本州と陸続きになった年でした。緑風会ルネッサンスはその名の通り、初夏の薫風のように福祉ルネッサンスを興し、県南の光になってくれています。

前回の東京オリンピック(1964年)の前年に153人だった百歳以上人口が今は6万7千人です。そして、がん治療の進展により、今年生まれた赤ちゃんの半分が百歳まで生きると試算されています。どれだけ高齢化が進もうと、時代が変わろうと、「いのち」を守ることが行政の役目。生きる幸せを感じながら長寿を重ねていただけるよう、行政と施設がさらにしっかりと手を取り合ってまいりたいと思います。

 

利用者様が施設に贈ってくださったむくの木も前庭でずいぶん大きくなり、時の流れを感じさせてくれます。そしてその利用者様は今もお元気で施設ですごしてくださっており、このたび、感謝状が贈呈され、笑顔で受け取ってくださいました。


ゲートボールのご縁、グラウンド・ゴルフのご縁、地域の老人会(セニアクラブ)様のご縁、業者様のご縁、たくさんのご縁に支えられた20年。今後も皆様とのご縁を大切に、安心の明日に向かって、職員一同心を一つに一生懸命歩んでまいります。ありがとうございました。

[記事公開日]2018/07/03(火)

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