お問い合わせ

この記事は公開から1年以上経過しています

被災地へ心よ届け、千昌夫さん「北国の春」熱唱
健祥会夏まつりフィナーレを飾る

健祥会夏まつり01鴨島会場

鴨島町のケアハウス健祥会プロバンスで31日(日)、「健祥会夏まつり」が開催されました。地域の皆様にお支えいただいてこその施設であるという感謝の気持ちを込めて、また社会福祉法人の使命である地域貢献の一つとして、創立以来職員手作りで開催してきた夏まつり。どの会場でも職員一人ひとりがさらなる20年への決意を持って臨みました。
7月16日にスタートし、美馬会場が残念ながら台風6号のために中止となった以外は、お天気にも恵まれ、大勢の皆様にお越しいただき楽しんでいただくことができました。
フィナーレとなった「健祥会夏まつり」は今年30回目。健祥会プロバンスの前庭は人の波であふれ、ステージでは地域の皆様による熱演が繰り広げられました。健祥会グループ理事長中村博彦もリラックスした浴衣姿で、笑顔で挨拶を交わしながら会場を回りました。
まつりの中盤、東日本大震災の被災地の映像が流された跡、中村理事長が挨拶に立ちました。


理事長挨拶要旨:

健祥会夏まつり02今夜のゲストの千昌夫さんは陸前高田の出身でいらっしゃる。被災地を慰問し「北国の春」を大合唱されたそうだ。私たちは3月11日を絶対に忘れてはならない。ふるさと日本復興のために、一人ひとりが頑張ろう。
健祥会も昨年30周年を迎えさせていただいた。これを節目として次なるステージに向け頑張る。グループをあげて科学的介護ケアに取り組む。健祥会の施設では日中はおむつを外す努力をする。しっかりと水分補給して、転倒リスクを減らし、認知症の夜間せん妄にも対処する。高齢者にとって致命的ともいえる骨折を、できる限りなくす。認知症ケア、口腔ケア、リハビリテーション、寝たきりにならないケアに科学的に取り組み、必ず他とは違うサービスをつくる。今後、大阪へ、京都へ、東京へ、健祥会は打って出るが、いちばん大切なのはこの徳島。原点であるこの地で、先進介護を必死になってつくっていく。
今夜は、史上最多の1047勝、18年頑張り抜いた魁皇関にいただいた浴衣を着て、決意を込めて、挨拶させたいただいた。地域の皆様のお支えに心から感謝申し上げる。


■徳島新聞(平成23年8月1日掲載記事)

[記事公開日]2011/08/02(火)

過去の記事へ