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2014年度の地域活動を振り返って
〜地域活動報告会

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私たち社会福祉法人には二つの役割があります。一つは利用者様にどこにも負けないサービスを提供し、自立を支援し、できるだけ元気に暮らしていただくこと。子どもたちの豊かな育ちを支援すること。二つめは、施設は地域の一員であり、地域のお支えで成り立っていることを心して、地域活動に努め、できる限りの地域貢献を果たすことです。
地域活動として、専門性を発揮した介護福祉に関する情報発信、糖尿病予防教室や、在宅高齢者の見守り、日常的な地域の清掃活動や災害時ボランティアなど、各施設はそれぞれの地域の実情にあわせた活動をしています。2014年度の地域活動を振り返って報告会が開催され、5施設が発表に臨みました。


1.「いきいきサロン(介護予防教室)」/老人保健施設健祥会ヘルス・ケアハウス健祥会うだつ・特別養護老人ホーム健祥会家康

地域で暮らす高齢者や子育て中のお母さん、障がいのある人たちの仲間づくり、居場所づくりをサポートし、「無縁社会」からあたたかな「有縁社会」づくりをめざして、美馬市社会福祉協議会が立ち上げた「いきいきサロン」を、3施設協働により各地区集会所で開催しました。
みんなで集まってできるだけ楽しい時間を過ごしていただきながら、認知症や高齢者特有の疾病についての情報提供、口腔体操や手指運動・ストレッチ・転倒防止などの介護予防体操の紹介、介護保険や施設の利用相談などを行い、年間8回(1回は3月開催予定)開催しました。毎回20〜30名の参加者の方々に喜んでいただくとともに、地域高齢者のニーズを知ることができ、職員にとってもよい勉強になっています。


2.「たんぽぽサロン・自主避難訓練」/特別養護老人ホーム健祥会たんぽぽ

地域の方々を施設へ招き「たんぽぽサロン」を開催。運動機器を体験していただいたり、地域交流スペースの利用や施設が災害地域避難所であることの周知を図りました。また、あじさいフラワーロードの区間管理を担い、施設で行うあじさい祭りに地域住民にも参加していただき、地域の清掃活動や地域行事にも積極的に参加しました。
地域福祉活動計画策定委員会では、地域交流の場所の提供、独居や認知症高齢者の支援などを提案しました。サロン開催により、地域の最大のニーズは「自主防災」であることを把握し、自主防災訓練への参加につなげるとともに、今後の取り組みの一つのテーマとする考えです。


3.「災害時支援の取り組みについて」/特別養護老人ホーム緑風会チロル

2014年8月9日、徳島県を縦断した台風11号の豪雨で、那賀町では448棟が床上・床下浸水するという大きな被害に見舞われました。那賀町は過去にもたびたび台風による豪雨災害が発生しており、2012年、那賀町と特別養護老人ホーム緑風会チロル、介護老人福祉施設ふるさと那賀、グループホームあめごの里の間で、<災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定>が締結されています。また、施設独自の取り組みで<災害時高齢者安否確認>も実施しており、その結果として、台風がたくさん発生した2014年には緑風会チロルで3回にわたって緊急のショートステイの利用も受け入れました。
翌10日には、被災した同町の特別養護老人ホームへ支援物資搬送作業等のために出動するとともに、緑風会チロルに<被災入所者を受け入れ>ました。9月30日に全員笑顔で無事帰っていただくまで、おむつ外しも成功させながら、元気でいていただくことができました。
はじめての経験で、スペースの確保、物品の準備、職員配置、情報の一元化など、災害時支援について様々な課題が明らかになるとともに、災害に対する予防対応策の重要性を強く感じました。地域からもねぎらいの声をたくさんいただき、大きな使命感とやりがいを感じ、職員のモチベーションのアップにもつながりました。次年度以降もさらに精力的に取り組んでいきます。


4.「健康増進教室・バリアフリー調査」/グループホーム慎太郎デイセンター海援隊

健康増進教室

人口減少のもと、高齢化率が高まり続け、一人暮らし高齢者世帯のみが増加しているという高知県最東端の町・東洋町。運動機能の低下により、閉じこもりがちになる高齢者に、健康づくり・介護予防の場を提供するとともに、在宅介護者の心身のリフレッシュを図ることを目的として、健康増進教室を開催し、歩行浴槽や運動器機などの施設の機能を地域の皆さんに利用していただきました。
継続的な取り組みとして施設を知っていただくことで地域の方々との新たな交流が増え、世代間交流と福祉ネットワークの拠点として、職員の意識も高めることができました。東洋町と連携した取り組みにも発展しました。

バリアフリー調査

高齢化率44%という東洋町が、安心安全な町であるよう、バリアフリー調査を実施。電動車いすと公用リフト車を使って、段差や、転倒転落の危険がある箇所、道路の修復が必要な箇所を確認し、マークしたマップを作成しました。東洋町と奈半利国道出張所へ結果を報告し、道路の危険箇所1か所については近々に対応してもらえることになり、良い結果を得ることができました。
車いすでの外出が困難な環境であることを再認識。継続的に調査を行うことで、町全体のバリアフリー意識を高め、誰もが住み良い町づくりをめざします。


5.「まごの手サービス」/特別養護老人ホーム樫田の里

大阪府の中でも高齢化が早くすすみ、高齢者世帯、独居世帯も多い樫田地域。交通の便が悪いこともあって、訪問系のサービスや行政サービスが行届いてないのが現状です。そこで、高齢者世帯、独居世帯を対象に、簡単ではあっても高齢者には難しい家庭内の作業を手伝う「まごの手サービス」を発案、居宅介護事業所やデイサービス事業所、自治会や老人会を通じてサービスを周知しました。
高い位置にある電球の交換、断水時の独居世帯の安否確認、足浴器の貸し出しなど、様々な依頼に応え、喜んでいただいています。さらに周知を図り、継続していくことが大事であると考えています。


2015年の介護保険制度改正・報酬改定は、事業者にとっても利用者にとっても厳しいものとなっていますが、冷たい風の吹き荒れる冬の時代であっても、「健祥会が社会福祉法人として長年培い守ってきた福祉の心を後退させてならない・・・」そんな想いで、私たちの専門性と人的物的資源を活かしながら、地域のためにできることに積極的に取り組んでまいります。
地域の皆様と手を携えてあたたかな地域づくりをすすめてまいりたいと思っています。いっそうのご参加ご協力をお願いいたします。

[記事公開日]2015/02/20(金)

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