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今年は動画配信で
「年間取組発表会決勝大会」開催


健祥会グループでは毎年、統一テーマに沿ってすべての高齢者施設と身体障害者施設がサービス力向上をめざした取り組みをすすめており、その実践と成果を報告し合う「年間取組発表会」が春の恒例行事となっています。利用者様によりよい介護をお届けするために、また、現場の士気と意欲を高め、介護の楽しさ、やりがい、誇りを職員みんなで共有するために、本部経営戦略推進部と施設サービス力向上委員会、食・栄養向上委員会が主催しています。
種別ごとに行われた5会場での予選を経て、勝ち残った8施設による「令和元年度年間取組発表会 決勝大会」が6月4日、健祥会トゥモローホールで開催されました。
今年はコロナ禍の中、感染拡大防止の観点からメイン会場の健祥会トゥモローホールと8施設をTV会議で結び、さらにその模様を動画配信システムを活用し、リアルタイムで健祥会グループの全事業所に中継する形での開催となりました。
令和元年度の統一テーマは、「その人らしさを支えるチームアプローチ〜適切なアセスメントと目標設定〜」です。

↑動画配信の様子


決勝進出を果たしたのは、障害者支援施設健祥苑、グループホーム濃姫、特別養護老人ホーム健祥会たんぽぽ、介護老人福祉施設ふるさと那賀、介護老人保健施設マリアンヌ、特別養護老人ホーム緑風会イサベル、養護老人ホーム健祥会頼朝、介護老人保健施設センターヴィレッジの8施設です。
濃姫、ふるさと那賀、緑風会イサベルなどの常連施設にまざって、健祥苑は初の決勝進出、またセンターヴィレッジは初参加で初の決勝進出という快挙です。

8施設がプレゼンテーション

決勝大会を見守る出場各施設からのPRメッセージも交えながら、1年間頑張ってきた8施設の取り組みと成果がプレゼンテーションされました。

各施設のテーマと取り組み概要

1.健祥苑「想いが創る明日〜目標達成で得た自信〜」
入所者様の「きれいにお化粧し、ドレスアップして姪の結婚式に出席する」という希望を叶えるため、多角的なアプローチで様々な問題に対処し、実現に結びつけました。

2.濃姫「自分らしさを忘れない〜ONETEAMで取り組んだ365日〜」
24時間シート、マインドマップ、興味関心チェックシートといったツールに加え、サルコペニア研究によるアセスメントや生活機能アセスメントなど、グループの医療・介護の資源と知見をフルに活用し利用者様のニーズに応えています。

3.健祥会たんぽぽ「その人らしい生活を〜経口摂取からのアプローチ〜」
口から食べることへのアプローチを切り口に、あきらめずに生活の質を向上させていった多職種による取り組み事例が紹介されました。

4.ふるさと那賀「その人らしさを支えるケアで暮らしやすいユニットへ〜睡眠分析から24時間シートへ〜」
眠りスキャン導入による睡眠分析と24時間シート、転倒リスクチェックシート、価値観の共有など、多方面からのアセスメントでQOL向上を実現しています。

5.マリアンヌ「CSの追求 おばんさいと在宅復帰〜ユニット型老健の原点へ〜」
利用者様の本音を引き出すことから実践に至った朝食バイキングと、利用者様の何げない一言をのがさず、自宅への一泊二日を叶えるまでの取り組みが紹介されました。

6.緑風会イサベル「心に元気と優しさを〜パロがつなぐ、未来への架け橋〜」
セラピーロボットを活用したケア、血圧の常時測定を根拠とした服薬コントロール、睡眠状態の見える化により、心と生活リズムの安定が図れるまでを紹介。また、排泄面での問題点の洗い出しと目標設定、対策により結果が出せました。

7.健祥会頼朝「目指せ!ONE TEAM」
思い込みを排除し、聴く力を養うことで、利用者様の心の奥底の想いを聴き出すことからスタート。真のニーズを共有した上での多職種協働の多面的なアプローチにより、利用者様の活動量が増え、QOLが大きく向上しました。

8.センターヴィレッジ「幸せ人生創造業★老健〜私たちのチームアプローチ〜」
「その人らしさ」とは何かを突き詰め、「こういう風に生きていきたい、こういうことをやりたい」と定義。利用者様のやりたいことの実現に向け、ICF(国際生活機能分類)を活用し、目標設定。検証、検討を繰り返し、ご家族の協力も得ながら多職種で取り組み、ご自宅への帰宅が実現しました。

今年の結果は・・・

健祥会トゥモローホールには、理事長中村太一、本部長中村晃子、専門学校健祥会学園校長武田英二をはじめ、グループ本部の管理職、ステージリーダーが密を避けて着席。20人の審査員が各3票を投じました。発表内容をまとめたポスターも同時に審査されました。
審査の結果、発表の部では介護老人保健施設マリアンヌが12票を獲得して最優秀賞、障害者支援施設健祥苑、介護老人福祉施設ふるさと那賀が10票獲得して第2位に輝きました。ポスター発表の部では、特別養護老人ホーム緑風会イサベルが最優秀賞、障害者支援施設健祥苑が第2位、介護老人福祉施設ふるさと那賀が第3位に選ばれました。

強い個、強いチームめざしてさらなる成長を!

講評では、「歓声の上がらない会場での決勝大会、残念な思いではありましたが、見事な競い合いだったと思います。ツールをうまく利用したり、グループとしての強みを活かせていたり、また、思い込みを排除したアプローチやケアの原点をみつめなおした取り組みなど、それぞれ素晴らしかったです。特に、障害者施設としてはじめて健祥苑が決勝進出したこと。また一昨年グループの仲間入りをしたセンターヴィレッジが初挑戦で決勝進出を果たし、グループの一員としての勢いを感じさせてくれたことには感無量でした。幾つもの施設がテーマに掲げていたように、その人らしさの追求は永遠のテーマであり、ケアの基本です。過去を知り過去にとらわれすぎず、未来に向かって追い求め続けてください」と本部長。校長は「目標が明確に示されているか。専門職のそれぞれの役割が活かされた上でのチームアプローチであるか。客観的な評価がなされているか。他施設でも活用できるか。一過性のものではなく次へと継続していけるか。という指標のもとに審査しました。上位3施設はもちろん、どの施設の取り組みも素晴らしいチャレンジでしたから、たいへん難しい審査でした。苦労して得られた様々な成果をデータとして収集し、価値の共有を図り、グループの知恵として積み上げ、さらに発展継続させていけるよう、来年に向かって頑張ってください」と評しました。
理事長からは、「1年間の取り組みに対して全職員に感謝するとともに、コロナ禍の中で開催にこぎつけてくれた本部経営戦略推進部と施設サービス力向上委員会、食・栄養向上委員会の労も労いたいと思います。取り組み内容は毎年進化していて大変嬉しいし、甲乙つけ難いものがありました。素晴らしかったです。が、今まさに、変化への対応が問われているときであり、この舞台が目標であってはなりません。個の力を備えつつ、しっかりチームとして連携することで、強い個、強い組織づくりに取り組み、その先の成長をめざしてくださることを期待します」と総評の言葉がありました。


動画配信であったため、表彰は後日経営会議の場で、直接受賞施設に対して行われる予定です。


令和2年度のテーマは「サービスの質の向上とメンバーシップ〜原点に立ち返り、今、私たちがやるべきこと〜」です。さらに中身の濃い取り組みをめざして、全施設で挑んでまいります。
施設の皆様、業務の合間を縫っての予選会と決勝大会出場、大変お疲れ様でした。受賞した施設の皆様、おめでとうございました。

[記事公開日]2020/06/10(水)

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