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優しさ力を最大限に発揮して!
平成29年度健祥会グループ辞令交付式

47名の新入職員を迎え、平成29年度健祥会グループ辞令交付式が行われました。健祥会グループ理事長中村太一から、一人ひとりに辞令書が手渡され、以下の訓辞がありました。


健祥会グループ理事長 中村太一訓辞(要旨)

今日は大きな節目の日!

健祥会グループに新しい風を送り込みにきてくださった、47名の皆さんの門出を心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。新しい仲間を迎えて平成29年度がスタートできますことを本当に嬉しく思います。 皆さんにとって今日の日は人生の大きな節目の日です。同じように健祥会グループにとっても、平成29年度にはいくつかの節目となる出来事があります。
まずひとつは、社会福祉法の改正により、社会福祉法人にガバナンスと財務規律、そして地域貢献がより強く求められるようになったことです。これに伴い、社会福祉法人健祥会と緑風会が、全国に200ほどしかない特定社会福祉法人になりました。監査法人も入り、今まで以上に厳しい視線が注がれることになりますが、企業で言えば上場企業になるようなものであり、ステイタスアップと前向きに捉えて、これまで以上にサービス向上と地域貢献に努めてまいりたいと考えています。

さらに職員の勉強の場として、地域貢献の場として、多目的ホール健祥会トゥモローホールが誕生したこと、グループ内の2つの保育園が認定こども園になること、そして年度中を目処にグループホーム元気を開設することです。皆さんはこういう節目の年に入職したんだということを覚えておいてください。
私たちが掲げる3つの行動指針、「サービスの向上」「職環境の充実」「地域貢献」は不変の目標です。人に向き合う私たちの仕事は結果が数字に出るわけではなく、頑張りが見えにくいのですが、だからこそ、「共創と競争」で自らの力をアップし、施設力、グループ力をアップさせていってください。そのためにも職環境のルールなども常に見直し改善していきたいと思います。地域貢献についても、施設ごとにさらに積極的な取り組みをすすめてまいります。

 

「新聞」「問題提起力」「優しさ力」を!

内定式の折に皆さんに三つお願いをしました。実行してくださったでしょうか?一つ目は、新聞。一紙でいいので新聞を読むことを毎日の習慣とし、学ぶことを怠らず、視野を広げてほしいということ。今できなければ、来年再来年もっとできません。もしまだなら、今すぐ実行してください。


二つ目はアンテナを高くし、「問題提起力」を養うということ。組織力はボトムアップでこそ鍛えられます。
三つ目は優しさ力、つまり人間性を磨いてほしいということ。私たちはサービス業であり、その中でも人に近しく接する業種です。優しさ力は職能だと思って、今以上に磨いてください。

皆さんには特権が与えられています。訊ねることです。新人にだけ与えられた特権をフルに使ってどんどん教えを請い、自分の力にしてください。訊かれる方も成長し、相乗効果で職場に活気が生まれます。どうか、今の志とモチベーションを持ち続けて、グループを支える一人ひとりへと成長していってください。共に頑張りましょう。


健祥会グループの一員としての誇りを胸に

訓辞を受け、新入職員から、「私たち一人ひとりの成長が、組織を支え、地域にぬくもりや安心をもたらすことに繋がるという自覚を持って、先輩たちが築いてこられた健祥会の歴史やノウハウに学び、時代や社会の変化にも目を向け、自らを高めていきたいと考えます」との決意表明がありました。
新入職員には、社会保障制度の未来を見据え、社会福祉法人としてのあるべき姿を提唱した健祥会グループ創始者中村博彦の最後の著書「新成長産業としての介護」が送られ、社会福祉法人として真価の問われる平成29年度がスタートしました。

[記事公開日]2017/04/01(土)

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