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28名の新しい仲間を迎えて〜令和5年度入職式


令和5年度、健祥会グループに28名の新入職員を迎えました。コロナウイルス感染症が感染法上の5類となりマスクの着用も緩和されていますが、ご高齢者に向き合う職として気を緩めることなく、感染対策を徹底したうえで本部の健祥会トゥモローホールで入職式を挙行しました。
式典では、本部役員が見守る中、28名の名前が呼び上げられ、健祥会グループ理事長中村太一より以下の訓辞がありました。

Withコロナで新時代へ
やさしくて安心の未来をめざして

健祥会グループ理事長中村太一訓辞(抜粋・要約)


多くの法人・企業の中から、エッセンシャルワーカーの集う健祥会グループを選んでくださったことに感謝します。社会を支える仕事を選んだ皆さん自身の選択を誇りに思ってください。
グループの中の社会福祉法人健祥会と緑風会は、全国に2万を超える社会福祉法人の中で300ほどしかない特定社会福祉法人です。一部上場企業のようなこのステータスに甘んじることなく、40年前、四国で初めてデイサービス事業をスタートさせて以来、常に時代に先駆けてきたように、進化と挑戦を続けたいと思っています。
進化し続けるためには、新しい感覚と発想が必要です。情報収集能力に優れたデジタルネイティブ世代であり、自分の価値観をしっかりと確立されている皆さん方が新しい風となり、固定観念を打ち砕いてくださることを期待します。
「今、自分が利用者ニーズに応えられているか。今、自分が上司・部下・同僚に応えられているか。今、自分が地域社会に応えられているか」これは、グループ本年の年訓であり、行動指針でもあります。そしてグループの原点は、会是「福祉は人 人は心」です。福祉職である前に人としての原点を大切に、例えば、掃除がきちんとできているか、気持ちの良いあいさつができているか、そして家族の心でお世話できているか、こうした当たり前を再確認し、心に問いながら、自分自身の大切な人を任せたいと思える施設、こども園、学園づくりに邁進してください。そして、社会保障分野は、重要度・注目度が増してきた分、世間から厳しい目で見られていることも忘れず、常に襟を正していてください。
些細なことでも疑問があればどんどん質問し、自らの成長につなげてください。「訊く」ことは新入職員の一番の特権です。皆さんからの質問により、先輩職員は新しい気づきを得てより良いサービスが生まれるかもしれません。職環境の改善や地域への貢献につながるかもしれません。この特権をフルに活かしてください。

行動指針を遂行するために、グループにはいくつかのキーワードがあります。共に創る「共創」と競い合う「競争」、前に進む「進化」と深める「深化」です。職員同士、施設同士、ステージ同士が競い合い、高め合いながら、目の前の「いのち」に全力で向き合ってください。
福祉は今まだ、完成形ではありません。原点である「心」と最新の「デジタル」技術の融合で利用者様にも介護者にもやさしくて安心の未来をめざし、ともに成長しながらより素晴らしい健祥会グループを築いていきましょう。

新入職員決意表明(抜粋)


コロナを契機に様々なものが激しく変化していますが、どんなに時代が変わろうと、私たちの仕事は人にしかできない尊い仕事であり、そのことを本当に誇らしく思います。
今の気持ちを私たちの原点とし、健祥会グループの原点の心に重ねながら、「忘れてはいないか」と、日々、自分の心に問いかけます。そして、それぞれの専門性を活かし、高め、豊かな想像力と広い視野を養い、利用者様のニーズに寄り添える職員になりたいと思います。

 

入職記念として理事長より、社会保障制度の未来を見据え社会福祉法人としてのあるべき姿を提唱した、創始者中村博彦の最後の著書「新成長産業としての介護」が贈られました。

 

新しい介護への挑戦と組織変革への取り組みをさらに進化させていく令和5年度、希望に満ち溢れた28名とともにスタートです。

[記事公開日]2023/04/04(火)

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