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新しき幼少期教育の波をこの地から〜
「とくしま健祥会保育園」徳島市八万町に落成!

1500人余の皆様にご参列いただいて

中村博彦健祥会グループ理事長の教育・保育にかける想いの集大成として、徳島市八万町新貝に健祥会グループ4園めの保育園、とくしま健祥会保育園が落成し、園庭の桜もほころび始めた春の日、落成式が執り行われました。


祝辞をくださる本田利宏徳島市副市長

式典には、本田利広徳島市副市長、松村寛徳島新聞社理事会長、漆原完次四国放送代表取締役社長、参議院議員末松信介氏ご令室由美様、近藤宏章徳島商工会議所会頭、岸一郎徳島県社会福祉協議会会長、圓藤寿穂元徳島県知事をはじめ、福山守徳島県議会議員、森本尚樹県議会議員、喜多宏思徳島県議会議員、有持益生徳島県議会議員、兼西茂つるぎ町長、河野俊明石井町長、原仁志佐那河内村長、須見矩明徳島市議会議員、宮内晴雄徳島市議会議員、小坂重夫全国町村議長会副会長、平山功JA徳島市代表理事組合長、株式会社姫野組 日野利治代表取締役をはじめ、地権者様、八万町の町内会や婦人会、地域の皆様約1500人にご参列いただき、広い園庭にて挙行されました。



椋の木のそびえる里山で新園歌も披露

式典に先立ち、園舎玄関では、テープカットと二宮金次郎像の除幕式が行われ、あたらしいデザインの園児服に身を包んだ新園児たちも理事長とともにはさみを入れました。
中村理事長の人生の原点となった椋の木が高くそびえる里山をバックに、国歌斉唱で幕を開けた落成式。園歌の披露に続き、高らかに保育革命宣言が謳いあげられ、里山にスタンバイしたこまつしま健祥会保育園、育英保育園、青嵐保育園の園児たちが唱歌を元気に斉唱しました。


中村博彦人生の集大成として

主催者挨拶で中村理事長は、
「中村博彦は教員として人生をスタートした。昭和44年城北高校の教員を辞するとき、向島教育長、千眼智見校長が『キミのような人が教育の現場には必要だ』と引き止めてくれたあのときの忸怩たる思いを忘れたことはない。その思いから30年前、育英保育園を、続いて青嵐保育園をつくった。保育園は幼稚園より下位に位置づけられており、その間には大きな教育格差があった。保育に欠ける家庭の子どもを教育弱者にしてはならないとの思いで、躾も就学前教育もしっかり行ってきた。行政は立ち後れているが、今、中村の教育への思いの集大成として、明日の保育のあるべき姿をここに示したい。機会を与えてくださった原徳島市長、徳島県議会、徳島市議会の皆様、地権者の秋田さん、快く迎え入れてくださった地域の皆様に、感謝の気持ちでいっぱいだ。

挫折の中、今をいただいた私であるが、人生を振り返ってみれば、小さい頃の里山や竹薮、河原、自然の中で夢中で遊んだことや友とのかかわりが私をつくってくれたと思う。その体験を子どもたちにも与えたくて里山をつくった。地権者のご理解ご協力を得て、1,600坪の敷地をいただくことができ、里山が実現した。今、小学校3、4年生は25年前の5歳児程度の運動能力しかないそうだ。競い合いで、強い子をつくりたい。

幼い頃、親しんだ先生の名を今も覚えている。あの頃、本を読んでもらったことがかけがえのない宝になっている。子どもたちには読書を習慣付け、日本語力を養ってもらいたい。日本語の力は英語力にも、理数力にも、すべての土台になる。その上で、グローバル時代に不可欠の英語力も、日本の子どもたちが弱くなってきている理数力も、つくっていきたい。
とくしま健祥会保育園をはじめ4園では、二宮金次郎を範として、礼儀と感謝を教える。保育園は頑張るが、園だけでは限界がある。中村が今をいただけたのも、父・母・叔父、家族の力があってこそだ。どうか家族が率先垂範して礼儀と感謝を実践してくださることをお願いしたい。保護者と保育園の協力のもと、大器をつくろう。

里山にひときわ高くそびえる椋の木は、中村の人生の原点だ。かつて中村の家のシンボルだった椋の木が、伐り倒され伐り株だけになったときの悔しさ空しさで、なにくその心で、自分に鞭打って人生を歩んできた。
七転び八起きの中から立ち上がってほしいと願って、園のシンボルとした。

残りの人生、政治も頑張るが、3・4・5歳児教育に情熱を注ぐことをここで誓い、保育園の枠を超えたサービスを構築し、いずれそれが幼児教育のスタンダードとなっていくような、そんな保育園をめざしていく。これだけの設備投資は採算度外視だ。『日本人再生は、三・四・五歳児教育から』という思いで、他事業の収益を支えに、社会福祉法人としての公益性をしっかりと発揮していく」と保育園にかける熱い思いを語りました。


里山のシンボルツリー・椋の木に見守られながら、翌4月2日の入園式にて子どもたちを迎え、新たな挑戦がスタートします。

[記事公開日]2012/04/02(月)

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