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元気な町に安心を
北島町初の小規模多機能ホーム
「健祥会ハーグ」落成式

小規模多機能ホーム健祥会ハーグ 外観

この10年間で徳島県内で唯一年少人口が増加し、今後も人口増が見込めるとされる北島町。徳島でいちばん元気なこの町で、2014年開設の特別養護老人ホーム「健祥会ライデン」とサービス付高齢者住宅「健祥会デルフト」に隣接して小規模多機能ホーム「健祥会ハーグ」が完成。北島町長古川保博様、徳島県議会議員北島一人様、北島町議会議長灰田菊蔵様、徳島大正銀行相談役柿内愼市様をはじめ、町議会の皆様、地域の皆様にお越しいただき、落成式を執り行いました。

冒頭、健祥会グループ理事長中村太一が感謝のご挨拶を申し上げました。

健祥会グループ理事長中村太一 挨拶(抜粋・要約)


ご臨席いただき、心より御礼申し上げます。2014年の特別養護老人ホーム「健祥会ライデン」とサービス付高齢者住宅「健祥会デルフト」開設以来、北島町の皆様には大変お世話になり、あたたかく支えていただきながら施設運営をさせていただいておりますことに改めて感謝申し上げます・

日本人の3人に1人が65歳以上という超高齢社会です。20年前と比べて、高齢者数は1.6倍、介護サービス利用者は3.3倍にもなっています。また、さまざまな課題が複雑にからみあい、複合的な支援を必要とする方が増えています。社会的孤立や制度の狭間で生活課題への支援の必要性も高まっており、多様化する福祉ニーズに応える施設づくりが求められています。
健祥会ハーグでは「通い・泊まり・訪問」3つのサービスで皆様の安心を365日24時間担うと共に、「健祥会ライデン」と「健祥会デルフト」と連携し、安心の拠点となって北島町の皆様に貢献してまいりたいと考えます。

町の花・チューリップにちなんで、オランダの都市の名を冠した「デルフト」「ライデン」と同様、施設には「ハーグ」と名付けました。「ハーグ」はオランダ第三の都市、行政機関・国際機関が多数あり、政治の中心の役割を担う都市です。

介護業界ではIT化デジタル化がすすんでいます。「ハーグ」でも、ハードに心を込め、時代の流れを見越して設備機器を手厚く整備。業務の効率化と情報共有を図るICTシステム、最新の見守りシステム「眠りスキャン」を導入し、デジタル化にも万全を期しました。
しかし大切なのはデジタルを使いこなすことではなく、デジタルがもたらすエビデンスに基づいた科学的な視点で介護の世界をつくっていくということです。
グループの原点である「心」は、いくらデジタル化がすすんでも、AIには取って代わることができない、人にしかできない大切な部分です。「心」とデジタルの融合により、利用者様にとっても介護者にとっても、やさしく安心の社会を築きあげていきたいと思っています。
自分が利用したい施設か、自分の親を利用させたい施設かを常に自らに問い、原点を見つめ直しながら、何よりも「心」を大切に、どこにも負けない小規模多機能ホームをつくってまいります。
すばらしい施設を設計・施工いただきました株式会社オーケーエー様、株式会社姫野組様、工事中ご協力いただきました近隣の皆様に深く感謝を申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

北島町長 古川保博様 ご祝辞(要約)


コロナ感染症の波にのまれては乗り越えてきたこの3年。重症化リスクの高い高齢者の方々にとっては、外出機会が減少し、通院や通所が困難となる状況下、皆様のご努力により介護サービスを継続していただいてきたことに感謝申し上げます。
感染者数も減少傾向となり、5月には感染症法上の5類に引き下げられて、制限されてきた暮らしが大きく変わることになります。
健祥会様には北島町において、長年にわたり地域密着の介護サービスを提供いただいていますが、この度、北島町初の小規模多機能ホーム「健祥会ハーグ」が整備され、高齢者やそのご家族にとってより安心できる環境が整ったものと大きく期待しています
引き続き地域に根ざし、誰もが安心して暮らせる北島町づくりにご協力いただけますようお願いいたします。

徳島県議会議員北島一人様 ご祝辞(要約)


健祥会様には、高齢者世代にとっても、高齢者を支える働く世代にとっても、なくてはならない重要な施設を運営していただいておりますことに感謝申し上げます。
住みよい町と評される北島町では、人口が増え、公園にはこどもたちの遊ぶ元気な声が響いています。若い町とのイメージがあるのですが、町を歩いてみますとご高齢者の2人世帯も多く、不安の声も耳にします。
そんな中、「通い・泊まり・訪問」3つのサービスを提供する「健祥会ハーグ」は、自立した生活を支えてくれる心強い存在となります。
北島町が、誰もが安心して住み続けられる街でありますよう、健祥会様には、どうか今後もさまざまな角度から地域の発展をお支えください。

北島町議会議長灰田菊蔵様 ご祝辞(要約)


人口増加率徳島県トップクラスの北島町ですが、年々、高齢化率もアップしてきています。2000年には15.7%であったものが2020年に25.8%となり、 2040年には29.8%と推計されています。3人に1人が高齢者という時代がすぐにやってきます。
健祥会様には、手厚い介護でお世話になっており、さらに新設されたハーグは、「通い・泊まり・訪問」3つのサービスを一体的に提供いただける施設として、高齢者とその家族に喜んでもらえるものと期待しています。北島町にちなんだ覚えやすい名前で町民の皆様に親しんでいただき、ご発展は間違いないものと確信いたしております。

徳島大正銀行相談役柿内愼市様 ご祝辞(要約)


北島町は数少ない人口増加の町であり、企業誘致もすすみ、活性化が図られています。新施設の誕生により、健祥会グループは北島町の高齢者福祉のさらに大きな一翼を担われることになります。
「心と心」をテーマに誠心誠意の介護を徹底されている健祥会グループですが、職環境を評価する指標で6つの認証を得るなど、働きやすい職場づくりに徳島で一番注力されています。職員満足を高めることで、目標とやりがいを持って笑顔で介護にあたることができ、心のこもった質の高いサービスが創り出されます。そして利用者の満足度を高めることになる・・・そんな好循環が生まれているのです。北島の3施設で、この好循環をさらに極めていってください。

内覧会へお越しください!

皆様からのご祝辞の後、施設の概要説明に続き、管理者となる瀬山慎一が、「北島町に健祥会ハーグがあってよかったといっていただけるよう、利用者様を誠心誠意全力でサポートしてまいります」と決意を述べました。
式典のあと健祥会ハーグ正面でテープカットが行われ、皆様を内覧会へとご案内しました。

ハーグの利用定員は登録29名(内 通い18名/日・泊まり9名/日)、北島町にお住まいで、要支援1・2、要介護1~5の介護認定を受けられた方が対象です。
9つの個室全室に見守りセンサーが完備されており、利用者様にも介護者にも大きな安心を届けます。ふたつの浴室には自立サポート浴槽など最新の機器を導入。車椅子の方も楽に入浴していただけます。明るく温かみのある内装デザインで、利用者様をお迎えします。
内覧会は19(日)まで開催しています。ふるって見学にお越しください。




4月1日(土)オープン
利用者様募集中!

お問い合わせは、健祥会ライデン088-624-7701まで
(要介護認定を受けていない方も一度ご相談ください)

■小規模多機能ホーム健祥会ハーグのページ
https://www.kenshokai.group/institution/shokibo/haag/

「こころ」×「digital」で集大成の介護を

内覧会ののち、デイルームで新施設の職員への辞令交付式が行われ、理事長より、管理者以下管理職者に辞令書が手渡され、「3施設が連携し一体となって、協力体制を築いてほしい。「こころ」×「digital」で健祥会の介護の集大成となるようなサービスをつくる、そんな気概のもと頑張ってほしい」とふたつの想いが伝えられました。

工事中、ご協力いただきましたご近所の皆様にお礼申し上げます。ライデン・デルフトともども、地域の一員としてどうぞよろしくお願いいたします。

[記事公開日]2023/03/18(土)

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