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最先端のテクノロジーと「心」を両輪に
不変の行動指針とともに

2024年を迎え、健祥会グループ本部で仕事始め式が行われました。今年から、年毎の年訓を掲げることをせず、めざすべき揺るぎなきものである行動指針を、不変の訓とし、折々に唱和します。
式典冒頭、行動指針の唱和に続いて、全施設に向けた理事長からのビデオメッセージが流されたあと、あらためて健祥会グループ理事長中村太一から、そして常務理事中村晃子から、年頭所感が述べられました。

健祥会グループ理事長中村太一挨拶(抜粋・要約)


能登半島の大地震、羽田空港の大事故と、正月早々大惨事が立て続けに起こりました。亡くなった方にお悔やみを、被災された方にはお見舞いを申し上げ、1日も早い復興を願うばかりです。
今年は、ふたつのことに力を入れます。ひとつは人財確保です。管理職を中心に、働きやすい職場づくりのための改革に取り組んでいきます。職員はもちろん、利用者様にも学生にも、集いたいと思ってもらえる健祥会グループであるために、どんどん提言と実行をお願いします。
もうひとつはイメージの向上です。昨年、多くの施設を訪れ、建物外観、車、看板などの傷みがそのままになっているのを目にしました。内部監査のレポートなどを見ても、私が理事長に就任してからの10年、施設運営が節約志向に傾きすぎていたことを感じています。今年を意識改革の年とし、無駄は排除しながら、使うべきところにはきちんと使ってハード面の充実をはかり、イメージアップに努めてください。


人口減少著しい徳島では人財確保も利用者様募集もたいへん厳しいです。しかも人口の割に施設が多すぎるので、早晩淘汰が始まります。グループでは競争と共創を掲げてきましたが、コロナの間はあらゆることが休戦状態でした。しかし、再び激しい競争が始まるのです。どの業界でも誰もが、そう受け止めていると思います。コロナの間に蓄えた力を上手に発揮し、変えるべきは変え、伸ばすところは伸ばし、競争に打ち勝っていかねばなりません。本部職員の皆さんは施設のお手本となってください。グループの力を強固なひとつの力にして、持てる力を発揮する2024年にしていきましょう。

常務理事中村晃子 挨拶(抜粋・要約)


昨年、5類への移行後よく耳にした「コロナが明けた」という表現は、医療福祉の世界の現実とはかけ離れたものだったと思いますし、引き続き万全の対策を講じつつ、施設の日常が取り戻せるように努力を重ねてくださったことに心から感謝いたします。
元旦、施設を訪ね、会是、理念、行動指針についてお話しました。これらは高く掲げるためのものではなく、その心を日常の業務に落とし込み、めざすべきことの実践のためにあるのだということを、常に自らに問いかけてくださいとお願いしました。また本部と施設の意識にも乖離がないよう、皆さんもいつも問いかけながら実践に結びつけてください。
心とデジタル、どちらも必要不可欠な要素ですが、わたしたちはデジタルにおいてまだ発展途上です。宝の持ち腐れにならないよう、まず使ってみましょう。そして活用へ、結果へとすすめてください。
人手不足が叫ばれて久しいのですが、実は昨年はじめて介護業界の離職率が入職率を上回りました。つまり人手不足は危機的状況だと言えます。ですから心とデジタルを推し進めることは最重要課題です。
元旦から胸の痛む災害、事故が起こっています。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。いつどこで何が起こってもおかしくありませんし、何が起こっても乗り越えられるよう、対応力を身につけていきましょう。明るく逞しく頑張っていきましょう。



[記事公開日]2024/01/06(土)

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