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健祥会カップ争奪
第33回徳島オープンゲートボール選手権大会開催

今年第33回を迎える健祥会カップ争奪徳島オープンゲートボール選手権大会が、阿波市土成町緑の丘スポーツ公園で開催されました。県内外から合計72チーム・450名、最年少20歳から最高齢94歳まで、文字通り三世代が集い、北島チームの波多野利夫主将の宣誓で幕を開けました。


中村太一大会長あいさつ

大会長中村太一「四国四県と兵庫県淡路島から、昨年に増して多くの皆さんがご参集くださったことにお礼を申し上げます。また、暑い中、労を執ってくださる審判員の皆様にも感謝を申し上げます。
今年、公益社団法人日本ゲートボール連合は30周年を迎えました。子どもたちのためのスポーツとして北海道芽室町に生まれ、九州・熊本で盛んになり、全国津々浦々に広まったゲートボールが、日本ゲートボール連合という組織のもと47都道府県統一ルールで行われるようになって、30年がたったわけです。この日本のゲートボールの歴史の中で、33年続いてきた本大会は非常に意義ある大会だと思います。
残念ながら、30年前に比べてゲートボール人口は減少してきています。来年にはルール改正も行われるそうです。皆さんには、技を磨き、プレーを楽しむと同時に、審判としての技術も磨き、会員を増やす努力、競技の裾野を広げ次世代を育成してゆくという努力もぜひお願いしたいと思います。
今年、四国勢は非常に頑張っています。5月の第29回全国選抜ゲートボール大会ではシニアレディスクラスにおいて高知レディースチームが、8月の第16回全国社会人GB大会では水明荘チームが優勝を遂げました。そしてこれから、全日本選手権大会も、4年に一度の世界選手権大会も控えています。私も出場した4年前の上海大会では、中国の技の前に完膚なきまでの敗北を喫した苦い思い出があります。今年はぜひ優勝杯を奪還してほしいと願っています。
どうか、十分水分補給しながら、楽しく元気に頑張っていただき、すばらしい試合、すばらしい大会にしてください」

野崎市長ご来賓としてお越し下さった野崎國勝阿波市長からは、「昭和55年、健祥会がゲートボールを会技とし、その2年後に創設された大会が33回を迎えました。本大会は稀にみる歴史ある大会です。今や、4人に1人が65歳以上の高齢者となり、高齢化とともに、少子化、人口減少がすすむ中、地域の絆と地域の元気が社会を支えます。ゲートボールはまさに絆と元気のスポーツです。健康状態に十分留意して、日頃磨いた技を存分に発揮してください」と激励の言葉をいただきました。


予選リーグでは、72チームが18コートに分かれて戦いました。青空のもとでスタートした大会でしたが、午後には雲が広がり、雨の決勝トーナメントとなりました。激しさを増す雨の中、選手の皆さんが続行を希望し、試合をすすめましたが、いよいよ雷が激しくなり、危険と判断。残念ながら、準決勝以降の競技は中止となりました。
ベスト4の成績に輝いたのは緑風会チーム(徳島県)、勝山チーム(愛媛県)、大野原チーム(香川県)、土佐西南チーム(高知県)の皆様です。順位は、ベスト4全チーム同意のもと抽選により決定されました。また、優秀チーム賞が14チームに、高齢者の皆さんがいつまでも健康で意欲を持って社会に関わり続けることを願って贈られる「高齢青年チーム賞」は、平均年齢87.5歳の共愛チーム(阿波市)に贈られました。


成績
優勝 緑風会チーム(牟岐町)
準優勝 勝山チーム(愛媛県)
第3位 大野原チーム(香川県) 土佐西南チーム(高知県)
優秀チーム賞 山川チーム(吉野川市) しおはやチーム(愛媛県)
オーロラチーム(香川県) 水明荘Bチーム(吉野川市)
宝田チーム(阿南市) 森山チーム(吉野川市)
内原チーム(吉野川市) 友愛チーム(那賀郡)
小松島Bチーム(小松島市) 八本松チーム(吉野川市)
将軍チーム(高知県) フレンドリー阿川チーム(名西郡)
小松島Cチーム(小松島市) 那賀川チーム(阿南市)
高齢青年チーム賞 共愛チーム(阿波市)    平均年齢87.5歳

※準決勝以降の競技は荒天により中止の為、ベスト4は全チーム同意のもと厳選なる抽選により順位を決定しました。

個人賞
最優秀選手賞 長尾糸江(緑風会チーム)
最優秀主将賞 柴山義明(緑風会チーム)
敢闘賞 野田惣禄(勝山チーム)

※敬称略

入賞チームの皆様おめでとうございます。大雨の中の試合、選手の皆様も審判員の方々もお疲れさまでした。ご参加・ご協力に心よりお礼申し上げます。三世代が集い元気な地域をつくっていくために、健祥会はこれからもゲートボールの魅力を発信し続けてまいります。

[記事公開日]2014/09/14(日)

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