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コロナ禍の災害に備えるために
総合防災訓練実施

本部と国府エリア6施設合同で

健祥会グループでは、施設利用者様をお守りするために日頃より防災訓練を重ねるとともに、多くの施設が災害時の福祉避難所の指定を受け、地域の安全にも資することができるよう備えています。
毎年、グループをあげての大規模訓練をはじめ、施設ごと、地域ごとの訓練を行なっていますが、感染症対策が日常となった今、コロナ禍での発災を想定し、グループの基幹エリアである徳島市国府地区ではじめてのコロナ対応型訓練を実施しました。グループ本部、高齢者健康増進施設健祥会プレゼンテーション、むくの木クリニック、ケアハウス健祥会ひまわり、特別養護老人ホーム笑顔、グループホーム元気、グループホーム健祥会彦左、専門学校健祥会学園が合同で訓練に臨みました。

地震、火災、津波・河川氾濫、そしてコロナ
すべてを想定して


訓練では、和歌山県南東沖の南海トラフを震源とするマグニチュード9.1の地震が発生し、徳島市で震度7の揺れがあったと想定。IP無線機で各施設を結び、BCPに則って、安否確認や情報収集、建物内外確認、ライフライン確認などを実施しました。さらに津波・河川氾濫・火災をそれぞれ想定して、避難訓練、一時避難所としての避難者受け入れ訓練、福祉避難所の設営訓練を行いました。
避難者については、コロナ対策として、健康な人と、発熱や体調不良のある人の受け入れ場所を分け、さらに総合受付で健康チェックを行ったのち、誘導。受付担当者はマスク、手袋、フェイスシールドを着用し、混乱し混雑しやすい避難所では距離の取り方の徹底を図ります。
給食・給水、衛生管理、運搬車両、ボランティア、付近の道路状況など、たくさんの情報を整理・共有するために、避難所で対策会議を開催。段ボールやパーテーションを活用しながら、一人当たりスペースや通路の確保もシミュレートしました。



はじめてのコロナ対応ということで、職員がしっかりからだで学ぶことができました。今後、施設ごとに把握できた課題を検証し、対策を充実させていきたいと思います。
机上論ではなくリアルな訓練を行うことで、備えは生きたものになります。そして、想定外をなくすためには積み重ねが何より大切ですから、地域との連携もさらに強化しながら、怠りなく備えてまいります。
ご参加・ご協力くださった利用者様、ありがとうございました。

[記事公開日]2021/03/30(火)
[最終更新日]2021/09/10(金)

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