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満開の桜のもと、
健祥会ヴィラ、開所40周年を祝う


1984年、「別荘のような住まいを」との想いを施設名に込めて、グループ発祥の地・徳島県吉野川市川島に軽費老人ホーム健祥会ヴィラが誕生しました。以来、地域の皆様にお支えいただきながら迎えた開所40周年。満開の桜と響きわたるうぐいすのさえずりの中、感謝を込めて記念式典を開催しました。

日頃よりお世話になっている皆様をお招きし、入居者様、ご家族にも大勢ご出席いただいた4月2日。健祥会のうた「舞踏会」の斉唱ののち、開所時を知る施設長から、当時を懐かしみながら開式の言葉が述べられ、理事長中村太一がご挨拶に立ちました。

健祥会グループ理事長中村太一 感謝のご挨拶(要約・抜粋)


徳島県政策監補 兼 保健福祉部長 森口 浩德様、吉野川市長 原井 敬様をはじめ、ご来賓の皆様、日頃よりのご指導・ご支援、そして本日のご出席に心より感謝申し上げます。また、開所当時から今日までご支援いただいております皆様方にも式典に華を添えていただき、厚く御礼申し上げます。

40年前の今日、祖母や父と一緒に初めての入居者様をお迎えしたことを昨日のことのように思い出します。私は10歳でした。ゲートボール、相撲、夏まつり、三世代運動会など何もかもが懐かしい思い出であり、健祥会ヴィラとともに大きくなりました。
この間、福祉は措置の時代からサービスの時代へと、制度も法も変わりました。高齢化も著しく進み、福祉機器も大きく進化してきました。今では様々なICT機器や介護ロボットが現場で活躍しており、健祥会グループでも各施設に積極的に導入し、サービスの質の向上と働きやすい職環境づくりに取り組んでいます。


2020年のコロナ感染症の蔓延以来、入居者の皆様には健康第一の対策によりご不便をおかけしました。やっとこの試練を乗り越えようとしていますが、コロナという経験により、私たちはグループの原点である「心と心」、心と手の温もりの素晴らしさこそ大切にしなければという想いを一層強くしてきました。
私は折に触れ、職員に「原点回帰」という言葉を伝えています。利用者様目線に立ったときに、一番大切なものは「人と人、心と心」のサービスであるということをもう一度見つめ直し、自分が利用したい施設なのか、自分の親を利用させたい施設なのかを常に自らに問うてほしいと伝えています。
そして今、人とロボットが協働する新しい時代にあって、最先端を追い求めつつ、グループの原点である「心」、人にしかできない「心のサービス」を守り続けていかねばならないと強く心に期しております。
40周年にあたり、これまでお支えいただいた皆様に感謝申し上げ、これから先もこの川島の地に「健祥会」があって良かったと言っていただけるように、利用者様本意のサービスと地域福祉の向上に力を尽くしてまいります。さらに10先、20年先を目標に頑張ってまいりますので、変わらぬご指導・ご支援を切にお願い申し上げ、開所40周年記念式典のご挨拶といたします。本日はありがとうございました。

続いて来賓を代表し、徳島県政策監補 兼 保健福祉部長 森口 浩德様、吉野川市長 原井 敬様からご祝辞をいただきました。

徳島県政策監補 兼 保健福祉部長 森口 浩德様ご祝辞(要約・抜粋)


長きにわたる地域福祉向上へのご尽力、地域貢献活動への取り組み、また、コロナ禍におけるご協力に深く感謝申し上げます。
現在、南海トラフ巨大地震の発生懸念や介護従事者の人材不足など、高齢者福祉を取り巻く環境には多くの課題がありますが、第9次とくしま高齢者いきいきプランにかかげる「人や地域が繋がる、生涯輝く未来社会とくしまの実現」に向け、高齢者福祉施設の防災対策や人材確保策などの施策を皆様方と手を携えて積極的に展開してまいりたいと思いますので、今後ともお力添えを賜りますようお願いいたします。健祥会ヴィラのさらなるご発展とご臨席の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたします。

吉野川市長 原井 敬様ご祝辞(要約・抜粋)


健祥会グループ様には、地域の様々なニーズに長年にわたって積極的に応えていただいていますことに敬意を表します。
現在、能登地震の被災地には吉野川市からも職員を派遣していますが、災害の規模が大きければ大きいほど、行政のみの対応ではままならず、近隣の各施設からの応援をいかにスムーズに受け入れるかが重要です。リスクの高い高齢者の方々への対応も課題ですが、幸い、本市には健祥会様をはじめ、専門の方々がたくさんいらっしゃいますので、平時から連携し顔の見える関係を築きたいと思っています。
少子高齢化の時代、健祥会グループさんの必要性はますます高まっており、グループと健祥会ヴィラが末長く続いていかれますことを祈念いたします。本市の防災LINEへの登録もよろしくお願いします。


お配りした記念冊子写真にそって、皆でヴィラの40年を懐かしく振り返りました。お話しながら冊子に見入っておられる入居者様と家族様の姿、とても温かな光景でした。
続いて、来賓の皆様や100歳のヴィラ最高齢入居者様にもお手伝いいただき、くす玉を開いて、40周年を祝いました。

お昼の会食をはさんで、川島町婦人会の皆様によるフラダンスショーと地域のオカリナクラブ「アミンダ」の皆様の演奏を入居者様たちに楽しんでいただきました。川島町婦人会様、「アミンダ」様、お祝いムードを盛り上げるすてきなひとときをありがとうございました。

川島町婦人会の皆さん

オカリナクラブ「アミンダ」の皆さん

お忙しい中、ご臨席賜った来賓の皆様に心から感謝申し上げます。徳島県内に2箇所しかない軽費老人ホームA型のひとつとして、上質な安心の住まいであり続けてまいりますので、これからも健祥会ヴィラをどうぞよろしくお願いいたします。


軽費老人ホーム「健祥会ヴィラ」 開所40周年祝う | 徳島新聞

[記事公開日]2024/04/03(水)
[最終更新日]2024/04/16(火)

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