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「こころ」×「digital」で進化を誓う
健祥会エンリケ開所10周年


大阪市住之江区南港にある特別養護老人ホーム健祥会エンリケが開所10周年を迎え、記念式典が行われました。

健祥会グループ常務理事 中村晃子挨拶

大阪・南港の地に「心と心」を記して、はや10年が経ちました。徳島より参りました私どもに、開設来、あたたかなご支援、ご協力をいただき心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症拡大が続いた3年間、感染の不安を抱きつつ生活することを余儀なくされてきました。特に重症化リスクの高い高齢者の方々は外出の機会も減少し、ご家族とも会えない日々が続き、さぞ不安な日々であったことと思います。私どもの感染症対応にご理解、ご協力いただき、本日、入所者様・ご家族の皆様とともに記念式典を開催できましたことを大変嬉しく思っています。

施設名の「エンリケ」は、中世の大航海時代を導いたポルトガルの航海王子の名前です。エンリケ航海王子が様々な航海術を進化させたように、専門性とエビデンスに裏打ちされた科学的介護のモデルを創りたいとの想いのもと、今は亡き、健祥会グループ創始者中村博彦が命名しました。開設から10年を経た今、エンリケ航海王子のように、介護サービスの進化と大阪の地域福祉の進化の役割を果たせているのか、自問自答しているところです。
今、介護業界ではデジタル化が劇的に進んでいますが、大切なのはデジタルツールを使いこなすことではなく、その先に見えるエビデンスに基づいた科学的な視点で介護の世界をつくることです。そして、私たちが最も大切にし、エンリケの屋上にも高く掲げる「心と心」。グループの原点である「こころ」はAIにはとって代わることのできない、人が人にしか為せない領域です。「こころ」と「digital」の融合で、利用者様にとっても介護者にとっても、やさしくて安心な専門性の高い介護を築きあげてまいりたいと思います。


2年後の2025年には、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、お隣の「夢洲(ゆめしま)」で大阪万博が開催されます。健祥会エンリケも、このテーマに共鳴し、利用者様お一人おひとりが幸せを感じながら自分らしく生活できるよう支援し、いのち輝く未来社会への共創を、ここ「咲洲(さきしま)」の「健祥会エンリケ」から発信していきたいと考えます。
これまでお支えいただいた皆様に感謝しつつ、10年、20年先もこの大阪・南港の地に「健祥会」があってよかった、安心だなと言っていただけるよう、役職員一同力を尽くしてまいります。


その後、メモリアル映像が流され、10年の歩みを振り返り、記念のくす玉が華やかに開かれました。感染対策上、式典にご参加いただけない入所者様や、デイの利用者様には、各ユニットとデイルームで式典の模様とメモリアル映像をご覧いただきました。

会場ではそのまま家族会を開催。久しぶりに入所者様にご家族とのひとときを楽しんでいただき、昼食にはお祝い膳を召し上がっていただきました。

施設は地域のお支えあってこそ!温かく迎え入れていただき、ご支援ご協力賜っていることに心より感謝申し上げ、地域とともに新しい明日へと歩んでまいります。

[記事公開日]2023/03/28(火)
[最終更新日]2023/03/29(水)

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