理学療法士の加藤衣穂さんが、フランスで開催された『エタップ・デュ・ツール』に参加されました。
『エタップ・デュ・ツール』とは、世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」と全く同じコースを、世界中から集まった約1万6000人の一般サイクリストがプロと同じ雰囲気の中走れる世界最大規模の市民レースです。
自転車歴9年目、サイクリストとして様々なレースに参加されている加藤さんのレポートをお届けします😊
ツールドフランスを体感!市民版レース『エタップ・デュ・ツール』に挑戦!
L’ETAPE DU TOUR DE FRANCEとは? ~プロと同じ夢の舞台~
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コース概要
- 走行距離: 約170km
- 獲得標高: 約5,000m(富士山を1合目から山頂まで登って下り、また5合目まで登るようなイメージ)
- スタート / ゴール: ル・ブール・ドワザン(Le Bourg d’Oisans)〜 アルプ・デュエズ(Alpe d’Huez)プロと同じように道路を完全封鎖して走行!

コースの特徴
ツール・ド・フランス2026の決戦舞台となる最高難易度の「クイーンステージ(最難関の山岳ステージ)」。第20ステージ。平地がほぼ存在せず、激坂の登りと急峻な下りをひたすら繰り返す、完全に「登り」に特化した超高難度コース。
コースを彩る4つの超著名な峠
ツール・ド・フランスファンなら誰もが知る歴史的な名峰(クロワ・ド・フェール、テレグラフ、ガリビエ、サンレヌ)を立て続けに走破します。ここを走れるとあって今回の参加を決めたほど魅力的な峠です。
- クロワ・ド・フェール峠(Col de la Croix de Fer)
- 獲得標高: 2,067m 距離:24km
- 特徴: 「鉄の十字架」の名を持つアルプスの大峠。序盤から容赦なく脚を削ってくる長大な登りで、本格的な山岳エリアへの入口となります。

- テレグラフ峠(Col du Télégraphe)
- 獲得標高: 1,566m 距離:12km
- 特徴: 次のガリビエ峠へと続く“前哨戦”として有名な峠。樹林帯の中をジグザグと登っていく、テンポ良く登る技術が求められるセクションです。
- ガリビエ峠(Col du Galibier)
- 獲得標高: 2,642m 距離:17.7km
- 特徴: 今大会の最高標高地点(屋根)。 ツール・ド・フランス120年以上の歴史の中で幾多の名勝負を生んできた「アルプスの巨人」です。標高2,500mを超えるため酸素が薄くなり、荒々しい岩肌と残雪が広がる絶景とともに、最大の試練として立ちはだかります。

- サンレヌ峠(Col de Sarenne)
- 獲得標高: 1,999m 距離:12.8km
- 特徴: 聖地アルプ・デュエズへと裏手からアプローチする隠れた激坂峠。舗装が荒れている箇所もあり、極限まで疲労が溜まった終盤に登場する最後の壁です。
消費カロリーは4000kcal 程度。10時間ほどの走行時間なのでうまく補給しながら走らないと低血糖や熱中症に陥りやすい為、30-60分に1度は携帯している羊羹など糖質中心に補給しながら走ります。各所に設営されているエイドでは水分やチョコレートバー、バナナなどを補充します。
日中は暑いですが湿度が低い為か沿道の観客がかけてくれる水で身体の火照りが落ち着き、日向も比較的快適に走ることができました。それでも日本にはないスケールの山岳地帯を走ることで感じたことのない疲労が襲ってきます。レースですが無理をせず景色のよい場所では立ち止まって写真を撮りつつ進みました。
それでもラスト5kmを切ると極度の疲労からか終わってしまう寂しさか、やりきった達成感からか涙がとまらず…いろんな感情が混ざって大泣きしながらのゴールとなりました。ゴールして感極まったのはほとんど練習せずにでたホノルルマラソン以来でしたが、今回は少しくやしさの混じったものだったのが自分でも意外で驚いています。今回は完走目的で出場しましたが、きっといつかこの日のために練習して臨む日が来るような気がしています。
さいごに、今回フランスへの遠征ということで長めのお休みをいただき、温かく送り出してくださった職場の皆様には本当に感謝しています。極限まで体力を使い切りましたが(笑)アルプスの絶景にたくさんのパワーをもらいました。この壮大な大自然でチャージしてきたエネルギーをこれからの業務にいかして元気に頑張っていきます!
スタートは有名youtuberと一緒に

アルプス風景

無事ゴールしてメダル授与!

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