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令和8年度職員採用内定式
2025/11/11(火)
11月11日は、「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」の介護の日。健祥会グループでは、この言葉に込められた想いを胸に刻んで人生をスタートしてほしく、毎年この日を内定式の日としています。
今年度の内定者は、ケアワーカー、保育教諭、事務・経理、合わせて13名。このうち1名は東京からのリモートで式典に臨みました。
健祥会のうた「舞踏会」の斉唱に続き、健祥会グループ常務理事中村晃子から内定者へ内定証書が授与され、歓迎の挨拶がありました。
数ある企業の中から健祥会グループを選び、来春から私たちの仲間となる皆さんを心より歓迎します。私たちのグループは「福祉は人 人は心」という会是のもと、今年創立45周年を迎えました。4つの社会福祉法人と 1つの医療法人からなり、ここ徳島県を中心に東京、大阪、京都、香川、高知で71拠点の福祉施設を運営しています。
現在、日本は3人に1人は65歳以上という超高齢社会です。20年前と比べ、高齢者の数は約1.5倍、介護サービス利用者は約3.3倍にも増加しています。また女性就業率の高まりにより教育保育サービスの需要はどんどん拡大しています。
皆さんが選んだ福祉の仕事、介護も教育保育も、とても重要な役割を担っており、社会にとってなくてはならない仕事です。人を支え、社会を支えるというとても重要な仕事を選んだということを誇りに思ってください。
健祥会グループは数年前から「こころ」と「デジタル」をキーワードに、全施設でICTやロボットとの協働を進めており、今年度は本部にDX促進室を設置し、組織全体のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。
デジタル化する福祉業界において求められる人財は、デジタルをツールとして利用し、そしてその先にエビデンスに基づいた科学的な視点で福祉の世界を作ることができる人財です。
そして「こころ」はグループの原点です。AIが取って替わることのできない、人にしかできない大切な部分です。私たちの支援を必要としてくださる多くの人々のもとへ、未来を担う子どもたちのもとへ、皆さんのこころのぬくもり、手のぬくもりを届けてください。現在の福祉は決して完成形ではありません。「こころ」と「デジタル」の融合で、利用者様にとってもそして私たちにとっても、優しくて安心の未来を一緒に作ってまいりましょう。
皆さんにはこれから入職するまでの約5ヶ月の間、心がけてほしいことが3つあります。
1.知的好奇心のアンテナを高く張り巡らせ、広い視野を養ってください。
2.挑戦してみたいこと、 頑張りたいことを積極的に探し、行動範囲を広げて多くの経験を積んでください。
3. 優しさ力、人の心を読む力、共感する力、観察力や洞察力、コミュニケーション力、困難に立ち向かう力など、様々な人間力を磨いて、自分自身を一層輝かせてください。
以上の3つを忘れずに実践をしていただき、4月にはさらに魅力的になった皆さんに会えることを楽しみにしています。
常務理事の言葉を受け、内定者の代表が「介護・医療・教育保育という、社会を支える重要な役割を担うことの責任の重さを胸に、目の前の利用者様の気持ちや願いを受け止め、思いやりと行動力にあふれる福祉人に成長できるよう、誠心誠意、職務に取り組んでまいります」と宣誓しました。
フリーアナウンサー石川牧子氏
「想いは伝わる 言葉の力〜親の介護から学んだこと〜」

この後内定者たちは、健祥会トゥモローホールを会場に行われた令和7年度徳島県地域医療介護総合確保基金事業第2回キャリアアップ研修に参加。職員や専門学校の学生、地域の方々とともに、フリーアナウンサー石川牧子氏の講演会「想いは伝わる 言葉の力〜親の介護から学んだこと〜」を聴講しました。
講演では、石川牧子さん自身の介護の経験から、人と人との関わりの中で相手の気持ちに寄り添うことの大切さと難しさ、想いを伝えるための「言葉」が持つ力の可能性などについて想いを込めて語ってくださいました。「心を寄り添わせ、言葉をかける」、、、このことの大事さを会場の誰もがしっかり胸に刻んだのではないでしょうか。
来春迎える予定の13名の皆さん、半年後、さらに成長した姿で私たちの仲間入りをしてください。時代の困難に怯まず立ち向かい、地域社会に安心の未来を築く、頼もしい力をとなってください。
石川牧子氏
フリーアナウンサー/前日テレ学院学院長/元日本テレビアナウンサー
日本テレビアナウンサーとしてバラエティから報道まで幅広いジャンルで活躍。在京局初の女性のアナウンス部長として話題となる。人材育成にも携わったのち、現在はフリーアナウンサーとして講演や舞台などでの司会も務める。働きながら母のために東京一仙台間の遠距離介護を7年間担った経験を持つ。