令和7年12月9日 登子・尊氏では防災訓練を行いました。
今回は登子の夜間想定訓練に焦点を当ててみたいと思います。
登子では、お泊りをされている利用者様がいます。
夜間にいる職員は一人だけ。
そんな中、万が一・・・火災が起こってしまったら?
そう考えると恐ろしいです。
災害は起こらないと信じたいけれど・・・いつ何時起こるかわかりません。
想定外を想定内にするために、私達は防災訓練に真剣に取り組んでいます。

火元を確認し、初期消火を行うも失敗。
これからどう利用者様に無事に避難して頂くかをパニックになった状態で一生懸命に考える。
それでもどうにか答えを出して、避難に全力を注ぎます。
一人でどこまで出来るのか、要請した応援職員はいつ頃到着するのか。
不安を抱きながらも、鳴り響くサイレンに驚く利用者様たちに
「いけるよ!」「怖くないよ」と声をかけながら避難しています。

一人で必死に避難をしていると応援職員が到着!

倒れている要救助者を担架で避難させてくれました。

対策本部で無事に避難が完了したことを報告し、火災訓練は終わりです。
続いて地震訓練を開始しました。

震度6強の地震が起こった想定で、利用者様に頭を守ってもらい安全を確保します。
避難経路を確保し、ゆっくりでも確実に避難を行い全員無事を確認しました。
その後の津波訓練では、車で避難所の大野小学校に避難をしました。
1.4kmの距離で、時間は約2~4分かかります。
実際の災害時にはもっと時間がかかるかもしれません。

BCP訓練では、情報収集を行い建物の状況等を把握し対策本部に報告しました。

普段出入りしている機械室には、じっくりと見渡すと色んな機械があります。
正常に作動しているか確認する手順を再確認しながら、見回りを行いました。
同時に水防訓練も行い、講義を受けながら危険水域に達した場合の対応と
避難経路について学びました。
消防署の方からも助言を頂きながら、理解を深めました。
最後は消火訓練を行いました。
消防署の方に説明を受け、実際に消火器を使う練習をしました。

デイサービスの利用者様にも参加して頂き、消火器を扱う手順を学びました。
災害は、いつどこで起こるかわからない。
都合のいい時間を選んでくれるわけでもありません。
その時の状況に応じて、利用者様も職員も共に無事で避難できるようにする。
その為に、私達は念入りに準備し対策を考え、
訓練で体験を重ねて有事の際に迷わず行動ができるようにしています。
命の大切さを、防災訓練のたびに実感します。
当たり前の日常がどれほど尊いものか、
そしてそれを失わないために何ができるかを、
真剣に考える機会にしたいです。

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