先日、介護・福祉関係職員を対象に、災害への備えをテーマとした研修を開催しました。
講師には、阿南防災士の会 副会長 青木正繁 氏 をお迎えし、これまでの実災害現場での経験をもとに、私たちが直面し得る危機とその備えについて、具体的かつ実践的なお話をいただきました。
📖 講座の内容
まず冒頭では、能登半島地震をはじめとする近年の災害事例を通じて、災害時にどのような課題が生じるのかを解説いただきました。
続いて、災害派遣福祉チーム(DWAT)や災害派遣医療チーム(DMAT) の役割について学びました。特にDWATが高齢者や障害のある方を支援し、避難生活の中で健康や生活機能の低下を防ぐ重要な活動を担っていることが印象的でした。
🏢 事業所・施設に求められるBCP(業務継続計画)
令和6年度から義務化されたBCPについても丁寧にご説明いただきました。
災害時にサービスを中断させないためには、事前に「誰が・どのように」動くかを明確にしておくことが不可欠です。職員の安全確保から利用者の避難誘導、物資の備蓄まで、実際の施設でどのように計画を立てるべきかを具体的に学ぶことができました。
🏠 在宅における危険個所チェック
在宅支援に関わる職員として重要なのが、利用者宅の安全確認です。
家具の配置や段差、非常持ち出し袋の準備、ハザードマップの確認方法など、家庭でできる具体的な備えについて学びました。受講者からも「明日から訪問時に確認してみたい」といった声が多く聞かれました。
⛺ 避難所と福祉避難所の違い
避難所の機能や種類についても詳しく説明いただきました。
特に「一般避難所」と「福祉避難所」の違いは、参加者にとって新しい学びとなりました。災害時に高齢者や障害のある方が安心して避難生活を送るためには、地域全体の理解と協力が欠かせないことを改めて実感しました。
💬 参加者の声
「DWATやDMATの具体的な活動を初めて知り、とても勉強になった」
「BCPの作成に取り組む重要性を強く感じた」
「在宅支援で利用者宅の安全を一緒に考える視点を持ちたい」
「福祉避難所の役割を理解でき、地域の支え合いの必要性を実感した」
といった感想が寄せられ、現場の意識向上につながる有意義な研修となりました👏
🌟 おわりに
今回の研修を通じて、災害時に介護・福祉職員が果たす役割の大きさを改めて感じることができました。
「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、日頃からの準備と学びが命と生活を守る力につながります。
ここで得た知識を現場で共有し、安心して暮らせる地域づくりに活かしていきたいと思います。
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