先日、介護職員職員向け研修「認知症ケア(認知症疾患別援助法)」研修を実施しました。
講師には 西山 惠子先生(徳島県認知症介護指導者) をお迎えし、法律の基礎から疾患別のケア方法まで、現場に直結する幅広い内容をご講義いただきました✨
📖 「認知症基本法」について
冒頭では、昨年度施行された 「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」 について解説いただきました。
この法律は、認知症のある人とその家族が地域で安心して暮らせる共生社会を目指すための大きな枠組みです。介護や医療に携わる私たちにとっても、支援の方向性を示す重要な柱であることを改めて認識する機会となりました。
🧩 疾患別の特徴とケアの工夫
続いて、認知症ケアの基本的な考え方や疾患別の症状について、具体例を交えながら詳しく学びました。
アルツハイマー型認知症:中等度以上になるとBPSDが多くみられる。できることとできないことをしっかりアセスメントして、できることを積極的に行っていただく。
血管性認知症:脳血管障害・脳の動脈硬化に起因し、症状に個人差が大きい。実行機能障害がアルツハイマー型より強く表れることが多い。
レビー小体型認知症:幻視やパーキンソン症状などへの理解と対応が必要となる。
前頭側頭型認知症:人格や行動の変化が大きい。本人の行動を抑制せず本人に合わせたケアが大切。
また、MCI(軽度認知障害) の段階で気づき、早期から支援につなげる大切さについても説明いただきました。
🌱 パーソンセンタードケアの実践へ
講義の後半では、パーソンセンタードケア の実践的な手法について取り上げられました。
利用者一人ひとりの生活歴や価値観を尊重し、その人らしい暮らしを支えるための関わり方について、現場で役立つヒントを数多くいただくことができました。
💬 参加者の声
「認知症の症状に応じた支援の方法が具体的に理解できた」
「パーソンセンタードケアの考え方を現場で実践してみたい」
「法律の趣旨を知ることで、自分の支援の方向性がより明確になった」
など、現場の実践につながる多くの学びを得たとの感想が寄せられました👏
🌟 おわりに
今回の研修は、法律・疾患理解・ケアの実際と、多角的に学べる大変有意義な機会となりました。
ここで得た知識や視点を日々のケアに活かし、認知症のある方々が安心して暮らせる地域づくりにつなげていきたいと思います。
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