これまでにも、地域にある素敵な場所をブログでご紹介してきましたが、今回はあらためて「こんな場所があったんだ!」と感じた、景色をご紹介いたします。
今回、私たちが訪れたのは、東みよし町の阿波加茂駅です。
これまでも何度か通ったことはあったのですが、この時期に咲く藤の花がこんなに美しいとは気が付きませんでした。
東みよし町にある3つの駅
東みよし町内には、東から順に「江口駅」「三加茂駅」「阿波加茂駅」の3つの駅があります。
江口駅:健祥会たんぽぽ、マリアテレジアが清掃活動をしており、春には駅周辺に咲く桜が見事です。
三加茂駅:目の前には初詣でいつもお世話になっている八幡神社があり、近くの歴史民俗資料館には、三番叟で使われる木偶も展示されています。
そして本題の阿波加茂駅では
今年、藤の花がとてもきれいに咲いているという情報を聞きつけた職員が、「ぜひ、入居者様にも見ていただきたい!」と、その言葉を受け、いつもの散歩コースを変更して車でご案内。
藤の花だけでなく、駅の周囲には「つつじ」も鮮やかに咲き、春には「桜」も楽しめるなど、阿波加茂駅は季節ごとに表情を変える、まさに地域の小さな名所です。
この日、訪れた入居者様のひとりが、藤棚の下でこう話してくださいました。
「綺麗なわあ。こんなきれいなの、見たことない。連れてきてくれてありがとう。」
この言葉を聞いたとき、私たち職員も心が温かくなり、「一緒に出掛けてこれてほんとに良かったな」と改めて感じる瞬間でした。
ところで、阿波加茂駅は近年、駅舎が新しくなりました。
利用客の減少により無人駅となり、住民の皆さまの声を受けて、以前よりも簡易的な造りの駅舎へと変わっています。
確かに、時代の流れの中で、こうした無人駅が増えていくことは避けられないのかもしれません。けれども、長年親しまれてきた駅の姿が変わっていくのを見ると、少し寂しい気持ちにもなります。
それでも、この場所には、昔と変わらない季節の彩りと、誰かと一緒に見ることで生まれる感動がしっかりと息づいています。
これからも、地域の美しい風景や歴史に触れながら、入居者様と共に「今しかない瞬間」を大切にしていきたいと思います。
今回のブログはこれで終わりにしようと思います。
次回の投稿をお楽しみに。