今年の母の日、私たちは『ありがとう』の気持ちを特別な形で届けたいと考えました。
選んだのは、心がふわっと華やぐ『彩りメイク教室』。
きっかけは、4月の「さんカフェ」で三野田中病院さんが『彩りメイク教室』を始めたとお聞きしたこと。「ぜひ母の日のイベントとして来ていただけないか」とご相談したところ、快く引き受けてくださいました。
皆さんは『お化粧』をしていますか?
もちろん、お化粧をしている方も、していない方もいると思います。
お化粧は見た目を整えるだけでなく、心まで明るくする力を持っています。
ほんの少しの色を足すだけで、「なんだか、いい顔しているな」と、前向きな気持ちが芽生えることもあります。
普段はお化粧をしない方でも、自分の顔に少し彩を添えることで、新しい自分に出会うきっかけになるかもしれません。
『彩りメイク教室』では、三野田中病院のスタッフの皆様が、入居者様一人ひとりに寄り添いながら、『自分でできるメイク』のコツを丁寧に教えてくださいました。
普段はお化粧をされない方も、スタッフの優しい声かけに背中を押され、自分の顔に少しずつ色を乗せていきます。
頬がほんのり色づくと鏡に映る自分の顔を見て、「あら、私こんな顔だった?」と思わず笑顔がこぼれる参加者の方もいらっしゃいました。
お化粧をしていると、自然と会話が増えていき『似合ってる!』『素敵よ!』と温かな言葉が飛び交いました。
お化粧の力は、表情だけでなく、空気までも優しく変えてくる魔法のようなものだと改めて感じました。
かつては「女性のもの」とされていたお化粧ですが、今では性別を問わず、自分らしさや前向きさを引き出すツールとして親しまれています。
この日も、年齢に関係なく、メイクを楽しむ皆様の姿に、私たち職員の方が元気をもらいました。
「お化粧なんて、もう何十年ぶりかしら」
そんな声に、私たちはこの時間を母の日に選んで本当によかったと感じました。
笑顔が咲いたひととき。
心からの「ありがとう」を込めて
『お母さん、いつも本当にありがとうございます』
それでは今回のブログはこれで終わろうと思います。
次回の投稿をお楽しみに。