下半期に入り、長らく参加できていなかった「さんカフェ」に、久しぶりに参加させていただきました。
今回のさんカフェのメインの活動は、切り干し大根づくりの下準備。大根の皮をむき、細かく刻む作業です。会場に入ると、コンテナいっぱいの大根が目に飛び込んできます。しかも、どれも丸々と太くて立派なものばかり。お店に並んでいてもおかしくない、まっすぐで綺麗な大根を見て、「これ、買ったらいくらになるんだろう……」と、つい現金なことを考えてしまいました。
それはさておき。
さんカフェはまず、シェーンブルンの理学療法士(PT)さんによる体操から始まります。約30分間、ゆっくりと、でもしっかり身体を動かす時間です。
さすがは専門職。
声は通り、動きも分かりやすく、「なぜこの動きが必要なのか」を説明しながら進めてくれるので、会場の皆さんも自然と真剣な表情になります。
……とはいえ、「これ、服の力もあるんじゃないかな」「私が代わりにやっても、同じようにできるんじゃないかな」と、内心ちょっと嫉妬しながら、写真を撮りつつ体操をしていました。



余談はここまでにして。
体操が終わると、いよいよ大根の出番です。まな板、ピーラー、包丁が手際よく準備され、作業が始まりました。地域の皆さん、特にご婦人方の手際の良さには驚かされます。
あっという間に皮がむかれ、リズムよく大根が細切りになっていきます。
皮がむけると、ふわっと広がる大根の香り。
普段なら気にも留めない香りかもしれませんが、
その日はなぜか、よだれが出そうになるほどでした。
入居者のお二人も、周りの皆さんに負けじと作業に参加してくださいました。
「もう、ようせんわ」「どうやっていいか忘れてしまったわ」
と口では言われながらも、手はしっかりと動いています。




まさに、昔取った杵柄。周囲の皆さんと比べても、見劣りしない手つきでした。先日行った干し柿づくりのときにも感じたことですが、包丁を使う場面になると、「危ないのではないか」
と、つい心配してしまう自分がいます。
ですが、そんな心配をよそに、「昔はこうやって切り干し大根を作っていたなぁ」と、笑顔でおしゃべりをしながら、危なげなく作業を進められていました。

「入居者の方は」「認知症の方は」できないのではないか。
私も含め、私たちは知らず知らずのうちに、そんな決めつけをしてしまっているのかもしれません。
けれど、その日のさんカフェで見た光景は、人の持っている力や可能性は、決して小さくないのだと、改めて気づかせてくれました。
久しぶりに参加したさんカフェ。
とても温かく、学びの多い一日となりました。
今回のブログはこれで終わりにしようと思います。
次回の投稿をお楽しみに。

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