今回は、池田高校辻高の福祉コースの生徒を対象に、「ふらっと寄り道検診 高校版 現代のリハビリ体験 ~テクノロジーと身体の学び~」を開催しました。
この取り組みは、美馬市内の3施設が連携し、福祉・医療分野に興味を持つ若い世代への学びの機会づくりの一環として実施されたものです。
まずは最新のリハビリテーション技術に触れる体験を行いました。
歩行分析AI「トルト」や筋力測定機器「ミュータス」を使用した検診体験では、生徒たちはタブレットでの歩行分析に驚き、自分自身の筋力データに興味津々の様子で、楽しみながらも真剣に取り組んでいました。
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続いて座学では、リハビリテーションの現場で重要視される「二重課題(デュアルタスク)」について学びました。
足踏みをしながら3の倍数で手をたたくなど、体と脳を同時に働かせるトレーニングが転倒予防や日常生活動作の向上につながることを説明しました。
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さらに「身体の構造について」の講義では、重心の位置とその重要性について詳しく学びました。
立位や歩行時において重心をどのように保つかが、バランス能力や動作の安定性に大きく影響することを、実際に体を使いながら体験してもらいました。
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生徒たちからは「正しい歩行とは?」や「リハビリのやりがいは?」などの質問も寄せられ、福祉・リハビリ分野への関心が一層高まった様子がうかがえました。
また、介護・福祉分野のやりがいやキャリアパスについても、信頼関係を築きながらその人らしい生活を支える意義、自身の成長、地域・チームで支える面白さなども発信し、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
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今後も、地域に根差した学びの場を通じて、未来を担う人財の育成に取り組んでまいります。