フロアでのレクリエーションの時間、希望される入所者様で集まり、デカルコマニーという技法で蝶々の絵を描きました。
デカルコマニーとは、紙の半分に絵の具を塗って折り合わせ、転写させる技法です。
紙を開くと模様が左右対称となり絵の具が混ざりあって予想しない絵が完成する楽しさがあります。また、絵の具を使い慣れていない方や絵心に自信のない方でも、筆でポンポンとスタンプのように絵具をつけたり、好きな色で線や丸などの形を描くだけでも素敵な模様となり紙を開くときのワクワク感を楽しめるため、皆様で挑戦してみました。
まずは職員が蝶々のの輪郭を描いた画用紙に、入所者様に好きな色の絵の具で自由に模様を描いていただきます。「子供には絵具セットや持たせよったけど、自分で描くんや初めてじゃ。」などと話される方もおられ、興味を持たれている様子です。「私もやってみようか。」と積極的に描かれる方、「私やようせんわ。」などと話されながらもおそるおそる筆を持たれ職員と一緒に挑戦される方、ご自分では描かれず見学のみの方と皆様それぞれですが、絵の具を塗った紙を開く瞬間は一つになり「うわーきれいななあ。」「思いもよらん絵が出来た。」などと笑顔で話され、ワクワク感を楽しまれていました。
出来上がった作品はラミネート加工を行い、入所者様の共同作品として「ココロに花を」の文字と共にフロアに掲示を行っています。
「色とりどりできれいやなあ。」「明るい気分になります。」
今回制作には参加されなかった入所者様も一緒に見て楽しまれ、とてもいい雰囲気が生まれています。